グランディアは、1997年にゲームアーツがセガサターン向けのRPGゲームとして発売したゲームです。

セガサターン以外にもPlayStationに移植をされました。

セガの名作RPGの一つである『グランディア』の2作品のHDリマスター版がNintendo SwitchとSteam向けに発売することを米ガンホーが発表しました。2015年にPC向けにはグランディアⅡのリマスター版が発売されましたが、日本語版は発売されませんでしたが、今回は日本語版のサポートも予定されているそうです。

発売は延期したけれど、2015年に発表されたものよりもバージョンアップしている!

グランディアの移植が発表されたのは、今回が初ではなく2018年にも冬頃には発売予定という発表はあったのだが、そのあとは音沙汰がなく、当初の予定よりは遅い発売になりました。

通常版とHDリマスター版の違いでは、ユーザーインターフェース、スプライト、テクスチャーなどが強化され、グランディアの売りのひとつでもあったシネマティック映像も改善されているそうです。

PC版では、さらにカスタマイズが可能になっており、ワイドスクリーンモードや解像度の変更、Steamの実績などにも対応しており、ゲームパッドだけではなくキーボードでも遊べるようになるそうです。

今回の発表で重要な部分が、日本語が音声に対応されているという部分で、他にも英語やフランス語やドイツ語などといった言語にも対応されているので、2015年に発売されたグランディアⅡをさらにローカライズされているということになります。ゲームとしても面白いですが、キャラクターのボイスやアニメーションも話題の作品なので、この仕様は楽しみです。

当時はセガサターンのキラーコンテンツとして期待されていたゲームソフト

グランディアは、ポリゴンモデルで作られた3Dの背景に、ドット絵の2Dキャラクターを融合させるといった技術で作られているゲームですが、当時としては3Dゲームが主流だったため珍しく制作も手間がかかるというものでしたが、その後に発売された多くのゲームもこのような手法で表現をしているものもあり、グランディアは、それらの先駆けとなった部分もありました。

また、ゲーム内に多くのアニメーションムービーや3DCGなどをつかっている作品で、映像としても評価が高い作品でした。

当時は、PlayStationとセガサターンは売上を競っている時期であり、グランディアはセガサターンの売上を伸ばすためのキラーソフトとして期待されていました。PlayStationでは『FINAL FANTASY Ⅶ』が発売され、PlayStationのシェアが拡大されましたが、グランディアは当初の発売日より延期してしまい、セガサターンの本体の売上には貢献があまりできませんでした。

しかし、グランディアというゲームソフトは高く評価され、日本ゲーム大賞においてセガサターンで唯一賞を獲得しました。また、海外での評価も高い作品にもなっています。

今更、20年以上前のゲームをHDリマスター化しただけで売れるのか?という意見もあり、それは確かに心配する部分ですが、海外が中心になっているということと、SwitchとPCというマルチプラットフォームで遊びやすくなっていることなど新しい時代に対応したゲームになっているので、今後はこういったゲームのHDリマスターが増えてくるかもしれませんね。

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